| 3.5MHzアンテナ用トロイダルコアFT240-31 (2025/11/18) |
2025年9月13日
3.5MHz用ツエップアンテナのSWRが2より下がりませんでした
そこでFT240-31を1個にRG58Uを12ターン巻いたところ綺麗にSWRが落ちました
しかしFT8で連続送信中にSWRがジワジワと上がるのです。
数分送信を止めるとSWR1近くまで下がるのですが、送信を再開するとまたSWRが上がってきます
外に出てフェライトコアに触ってみると触れないほど熱くなっていました
「サチュレーション(磁気飽和, magnetic saturation)」を起こしているようです
フェライトコアに大きなRF電流が流れると、磁束密度が限界に達し、透磁率が急低下します
さらに温度が上がると、材質によってはキュリー温度に近づいて磁性そのものを失う
実運用では「発熱で阻止インピーダンスが下がり、チョークが効かなくなる」現象として現れます
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そこでAmazonでFT240-31購入しましたた
日本の友達に転送をお願いして2ヶ月かかってトロイダルコアが届きました
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コアを3枚重ねにしてRG58Uを12巻きにしました
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これが3.5MHzツエップアンテナのコイルが入っている木箱
そこにトロイダルコアを接続しました
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FT8で連続30分送信するとやはり触れないほど熱くなります
しかし1個の時は途中からSWRが上がるという現象がありましたが、3重コアにしたところ安定してSWR1.5をキープしています
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ところが3.5MHz以外のバンドのSWRが3以上になるという怪現象に見舞われました
AMERITRON RCS-10が壊れたかと思い、コントローラーBCDコードをチェックするも正常
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外に設置してあるリレーユニット
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端子台でBCDコードをチェック
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すると下位2ビットの信号が来ていません
| RCS-10ポート番号 |
BCDコード |
BAND |
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| 1 |
000 |
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| 2 |
001 |
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| 3 |
010 |
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| 4 |
011 |
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| 5 |
100 |
3.5MHz |
OK |
| 6 |
101 |
7,21,28MHz |
NG |
| 7 |
110 |
10,14MHz |
NG |
| 8 |
111 |
18,24MHz |
NG |
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なんとコントロールケーブ2本のうち1本が切れていました
ネズミにかじられたような切れ方です
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圧着端子で接続して液体テープで防水処理しておきました
各バンドきちんとアンテナを切り替わっており正常に戻りました
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| 2025年11月16日 2025年11月19日 |