| コタバトでDU9JJYとアイボール (2025/11/09) |
| ミンダナオ島のコタバト市を訪問しました(11月8日―11月9日) |
車で片道およそ5時間、距離にして220kmのロングドライブです。
今回の旅の特徴は、目的地がコタバト市であり、その途中にあるラナオというモスリム地域を約4時間かけて走り抜けたことです。
道中の大半は山の中で、携帯電話の電波が届かない区間も長く続きました。
ラナオもコタバト市も、日本の外務省の海外安全情報では現在も危険レベル3「渡航中止勧告」が発出されている地域です。
これは、一部の地域で武装勢力や過激派の活動が完全には沈静化していないためとされています。
ちなみに、私が住んでいるオサミス市はレベル1「十分注意」で、比較的安全かつ商業都市として安定しています。
現在のMILF(モロ・イスラム解放戦線)は政府との和平合意を経て自治政府の運営に移行しており、
かつてのように反政府武装闘争を行っているわけではありません。
ただし、MILFから分派したBIFF(Bangsamoro Islamic Freedom Fighters)や、イスラム国(IS)系の過激派グループが、
今なおラナオ・デル・スル州やマギンダナオ州の山間部で活動を続けているとされます。
そのため、日本の外務省は引き続き治安上のリスクがあると判断しています。
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ラナオの山の中を走る事4時間
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それでも、実際に走ってみた山岳地帯の多くは穏やかで、コタバト市中心部や商業エリアも日常的に平和な雰囲気でした。
印象的だったのは、女性の多くがヒジャーブ(Hijab)というスカーフで髪や首、耳を覆っていました。
中にはニカーブ(Niqab)で目だけを出している人も見かけました。
しかし、信仰の違いがあっても、人々は穏やかに日々の生活を送り、街は普通に機能している
その光景を目の当たりにし、宗教や文化の違いを超えた「日常の平和」を強く感じました。
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晩御飯を食べたレストランのモスリム女性
会計の時に「レシートを頂戴」と言って、渡してくれた時に「Thank you」と言ったら、にっこりと笑ってくれました。
モスリムとは言え普通のフィリピン人です。
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さて今回のコタバト訪問はDU9JJY Tasmiさん宅を訪問が目的でした
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DU9JJYのサテライト用のアンテナ
145MHz八木アンテナ
435MHz八木アンテナ
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オレンジ色の435MHzQFH(Quadrifilar Helix)アンテナ(自作)
オレンジ色の145MHzQFH(Quadrifilar Helix)アンテナ(自作)
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サテライト用にYAESU G-5500ローテ―ター
パイプに溶接したプレートで固定されているのでどの様に方位を決めたのか質問したら
「土台部分でポールを回せるようにしてある」との事でした
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どの様にアンテナを取り付けたのか質問したところ
「建築現場で使われる高さ6mの足場を中古で購入した」との事でした
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DU9JJYのシャック
ICOM IC-7410はYahooオークションで私が代理入札して友達にEMSで送ってもらいました
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翌日11月9日はホテルでSatPC32の使い方を説明してもらいました
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ICOM IC-9700も以前Yahooオークションで購入したそうです
この無線機で衛星WAZを2024年に完成させたそうです
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| 2025年11月04日 2025年11月16日 |