8. 本体購入後:初回起動とSSH接続
ここからは本体を用意してから行う手順です。この構成での実機動作はまだ確認していません。
- 電源が接続されていない本体に、作成したmicroSDカードを差し込みます。有線LANを使う場合はルーターにLANケーブルをつなぎます。
- 最後にmicro-USB電源を接続します。電源をつなぐと起動が始まります。初回は設定処理や再起動で時間がかかる場合があるので、数分待ちます。
- Windows PCも同じLANにつなぎ、PowerShellまたはWindows Terminalを開いて次のコマンドを実行します。
ssh radio@hamcontrol.local
radioは設定したユーザー名、hamcontrolは設定したホスト名に置き換えます。初めて接続すると接続先の鍵を信頼するか確認されます。接続先が自分のRaspberry Piであることを確認したうえで、yesと入力します。続いて設定したパスワードを入力してください。入力中に文字や「*」が表示されないのは正常です。Enterキーで確定します。
ログイン後、ユーザー名とホスト名を含むプロンプトが表示されればSSH接続は成功です。以降、このウィンドウで入力するコマンドはRaspberry Pi側で実行されます。
接続できないとき
- ホスト名が見つからない場合:ルーターの接続機器一覧でRaspberry PiのIPアドレスを調べ、例えば
ssh radio@192.168.1.50のように接続します。IPアドレスは実際の値に置き換えてください。 - 接続がタイムアウトする場合:起動を待ち、電源、LANケーブル、Wi-FiのSSIDとパスワード、2.4GHz接続を確認します。ゲストWi-Fiなどで機器間の通信が禁止されていると接続できません。
- 接続が拒否される場合:ImagerでSSHを有効にしたか確認します。認証に失敗する場合はユーザー名、パスワード、認証方式を確認してください。
- Windowsで
sshが見つからない場合:「オプション機能」でOpenSSHクライアントがインストールされているか確認します。
9. OSを更新して安全に終了する
ログインできたら、まずパッケージ一覧を取得し、インストール済みのソフトを更新します。次のコマンドを1行ずつ実行してください。sudoは管理者権限で実行するための指定です。
sudo apt update
sudo apt full-upgrade
更新内容と確認メッセージを読み、続行する場合は案内に従います。完了したら再起動します。
sudo reboot
再起動するとSSH接続はいったん切れます。しばらく待ってから同じSSHコマンドで接続し直します。作業を終えて電源を切るときは、次のコマンドを使います。
sudo shutdown -h now
終了処理が完了するまで待ってから電源を外します。SSHの切断直後は処理中の場合があります。書き込み中に電源を抜いたり、microSDカードを取り外したりすると、ファイルが壊れる原因になります。
今後の予定
現時点では予算の都合でRaspberry Pi 3 Model Bの購入は先送りし、しばらくはラップトップPCのTailscaleで運用します。本体購入後は、上記の起動・接続・更新を確認してからTailscaleのインストールと接続設定を進める予定です。OSを書き込んだだけではVPNは利用できません。
参考:Raspberry Pi公式:Getting started/Raspberry Pi公式:Remote access。画面は今回使用したImagerの例です。別のバージョンでは項目名や配置が異なる場合があります。