静止衛星 QO-100(2025/09/10) |
ミンダナオ島DU9JJY Tasmi とドイツDH1NGP PeterがQO-100衛星の事について私に話していました。
QO-100のカバー範囲はヨーロッパ、アフリカ、インド等だそうです
残念ながら日本、東アジア、フィリピンはカバー範囲外だそうです
また東ヨーロッパ、北米東部も対象外です |
アジアでは使えないQO-100ですがWebSDRがありワッチは出来ます
https://eshail.batc.org.uk/nb/
ヨーロッパやアフリカの局が楽しそうに話しているのが聞こえます
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ChatGPTによると
プロジェクト紹介:ESA FutureGEO
- FutureGEO プロジェクトは、欧州宇宙機関(ESA)が支援する構想で、アマチュア無線のペイロードを静止衛星に搭載することを目標としています。
AMSAT-DL(ドイツのアマチュア衛星団体)が提案する設計案では、約西経43度の静止軌道を想定し、北米(東部)および東ヨーロッパの広域カバーを行う構想です。
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このペイロードには、13cm帯のアップリンクと3cm帯のダウンリンクを持つ狭帯域トランスポンダや、アマチュアテレビ向けワイドバンドトランスポンダの可能性も含まれます。
- 2025年6月末には、国際的な協力体制構築に向けた参加表明の募集(RFEI)が行われています。
しかし現時点では、実際にこの衛星が打ち上げられる公式日程は決まっていません。 |
QO-100(Es’hail-2 / OSCAR-100)のアマチュア無線トランスポンダは ナローバンド (NB) と ワイドバンド (WB, DATV) の2種類があります。
1. ナローバンド・トランスポンダ (NB)
- アップリンク(地上→衛星): 2.400 – 2.450 GHz (13cm帯、USB推奨)
- ダウンリンク(衛星→地上): 10.489 – 10.499 GHz (3cm帯、USB)
- 用途:SSB、CW、デジタルモード(FT8、RTTYなど)
2. ワイドバンド・トランスポンダ (WB / DATV)
- アップリンク: 2.400 – 2.450 GHz
- ダウンリンク: 10.491 – 10.499 GHz
- 用途:DATV(デジタルアマチュアテレビ)
3. ビーコン周波数(NB)
- 下端ビーコン (Lower Beacon): 10.489.550 MHz
- 上端ビーコン (Upper Beacon): 10.489.800 MHz
この2本のキャリアで受信状態を確認できます。
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そうですね、上野さんのおっしゃる通り QO-100 のダウンリンクは 10 GHz帯(3cm帯) なので、一般的なHF/VHF/UHF運用と比べるとかなり敷居が高いです。
10 GHz帯の難しさ
- 周波数が高い=安定度が要求される
→ ガンダイオード・マイクロ波発振器の時代は特にドリフトが大きく、SSB/CWで実用にするのはかなり難しかったはずです。
- コンポーネントの入手性
→ かつては自作するしかなく、導波管やパラボラを含めて敷居が高かったです。
- 高利得アンテナ必須
→ 10 GHzの波長は約3cm、つまりパラボラやホーン、あるいは高精度のオフセットディッシュが必要。
現代の解決方法(QO-100用)
実用システムのイメージ
- 受信:パラボラ+改造LNB → IFは 739 MHz → HF/VHFリグで受信
- 送信:2.4GHzアンプ(5~10W)+小型パラボラ/ヘリカル → LNBと同軸配置
- これで フルデュプレックス運用(送信2.4GHz / 受信10.489GHz)が可能になります。
まとめ 上野さんが昔作られたガンダイオード送受信機では「周波数安定度の壁」が大きかったと思います。
現在は 市販のPLL LNB や Wi-Fi流用の2.4GHz機材 で、比較的手軽にQO-100が楽しめる環境が整っています。
自作要素を楽しみたい人も多く、アンテナ周りやコンバータ改造で工夫できる余地があります。 |
AMSAT-UK
https://amsat-uk.org/satellites/geo/eshail-2/
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2025年09月09日 2025年09月12日 |