JI1FGX/DU9 放送局から相談を受ける(2010/12/23) |
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オサミスの街中に有るFMとAMの放送局からシステムのアップグレードの相談を受けました 1つはFM送信機を300Wから5KWに交換したいというものでした ビルの上に立っているタワーがFM放送用のアンテナ |
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これが300WのRF POWERアンプ イタリアのRVR Elettronicaという会社のものでした |
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こちらがFM EXCITER |
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これもまた謎の送信アンテナ 20年以上使っているようなのでこれも、5KWを入れる前にメンテナンスか交換が必要? |
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パワーアンプからRG8で引き出して壁の外で同軸間に接続 半田付けが怪しげ・・・ ここも5KWに耐えるものなのか私にはちょっと判りません |
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2つ目の依頼はAM放送のシステム改造 スタジオと送信所は1Km離れたところにあり専用線(電話線)で結ばれています。 ところが、度々切断されたり、電線を盗まれるものだから無線でリンクをさせたいということでした ここで初めてSTLという言葉を聴きましたが、Studio to Transmitter Linkというものでした 写真はスタジオ。アメリカ人とフィリピン人のハーフのとても可愛い女の子がDJをやっていました。Hi |
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さて、どうやって1Km先とリンクさせているのかと思ったら普通のオーディオアンプがおいてありました 右の無線機は送信所との連絡用のICOMのアマチュア無線機でした |
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絶句というかアンプのスピーカー出力がそのまま電話線につながれているのです |
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ここからは携帯電話のカメラなので画質が悪いですが、送信所にもアンプがおいてありました 減衰した信号をまたオーディオアンプで増幅させて送信機へと入れていました |
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これが真空管式のAM送信機 |
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これがインターネットで探したSTL装置。(Studio to Transmitter Link) 偶然にもRVR Elettronica社の物でした。まだ値段がいくらするのかわかりませんが、それなりの値段がすることでしょう。 http://www.rvr.it/en/d/PTRL-LCD_RXRL-LCD_0310.pdf その後、Skypeを使ってGigiにイタリアのRVR Elettronica社に電話をさせて「Can you speek english?」「Yes」で始まって直接電話で値段を聞こうとしたのですが、なんとイタリアも「クリスマス休暇で年内はもうお休みだからメールを送っておいてください」「既にメールを送ってありますから返事を待っています」で終わってしまいました。 PTRL LCD | RXRL LCD | PTRL-LCD/S | RXRL-LCD/05-RXRLLCD Radio LinksPRIMARY APPLICATION:PTRL-LCD and RXRL-LCD are a broadband radio transmitter and receiver manufactured by R.V.R. Elettronica designed to carry audio signals to support sound FM radio broadcasting. This type of device is also known as STL (Studio-to-Transmitter Link). RADIO LINKS TOPICS:R.V.R. radio links are reputed for their optimal price/performance ratio at a world-wide level. AUDIO PERFORMANCE:key audio features are low distortion and intermodulation values and a high noise/signal ratio. |
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そこで考えたのが無線機を2台用意してスタジオ側をONAIRさせたままにして、送信所側の無線機は受信専用にさせる テストしたところハンディー機の500mWでも十分受信できるので、業務用無線機をLowパワーにして24時間送信できないか? 調べたところYAESUとICOMの業務用レピーター用トランシーバーはパワーを半分に落とすことで100% Dutyを保障している事がわかりました 放送局のエンジニアが音質のクオリティーを気にしていましたが、現行のシステムよりは絶対良くなると言っておきました。 はたしてどのシステムを採用してもらえるのか? けっきょく見積もりを出しただけで「予算が無いからそのうちね」といわれそうですが・・・ |